工場には殆どと言って良いくらい空気圧縮機が設置されています。その消費電力は工場消費電力全体に占める比率は約30%、多い工場では40%にも及ぶと言われています。
加えて、殆どの工場で電力消費がピークとなる夏季昼間の時間帯は、気温上昇で消費電力アップと同時に送気能力が低下します。その上、オーバーヒートトリップの恐れが高まり、多くの保全ご担当の悩みの種となっています。
以下の様な着眼点で検討すれば、2桁の省エネ率達成も可能です。
1 | 必要空気量を削減 |
・空気使用先の使い方を見直し使用量を削減 ・エア漏れ削減 → 2mmの孔を塞ぐと6千hrで約20万円削減 |
2 | 過剰圧縮防止 |
・吐出配管サイズアップや配管ループ化等で吐出圧低減 ・使用量の平準化 ・油を常に清浄に保つことで、デミスター汚れ防止と圧損低減 → 0.1(0.7→0.6)MPa低減で7%の省エネ |
3 |
吸入温度低下 |
・圧縮機周辺環境を改善し、周囲温度上昇を予防 ・油を常に清浄に保つことで、オイルクーラー内に蓄積した汚れ除去、クーラー能力回復 → 10℃ダウンで3.3%の省エネ |
4 | 整備不良防止 | |
5 | 制御方式見直し | |
6 |
設備更新(省エネ型) |
・例えばインバータを導入 |
工業用オイル高性能濾過装置を設置すると、常に油を綺麗に保ちます。2-4項に大きな効果を発揮するだけでなく、オーバーヒートの防止や突発故障の防止にも効果があり、安定操業に大きく貢献します。
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オーバーヒート防止の為カバーを開放しているコンプレッサ