1万kWを超える大型タービンを初めとする200基を超える動機械の管理や合理化の経験と、トライボロジー(潤滑工学)の切り口とした、動機械メンテナンス改善に関するコラムです。皆様のお役に立てれば幸いです。
私の考える動機械の設備管理の役割りについてまとめました。それぞれの担当者が役割を果たすことで、設備を最適に保つことが出来ます。子育ての役割りと比較すると、わかりやすいと思います。
設備 |
製造部門:自主保全 | 保全部門:専門保全 | メーカー・修理会社 |
1) 五感を駆使し異常を感知 ・漏れ、こぼれ、汚れ、色等 ・異音、異臭 ・触診、聴音棒で聴音 ・温度・振動等簡易計測、記録 2) 簡単な処置対策をする 3) 保全部門に見せ経緯説明 |
1) 診断、計測検査 ・履歴チェック ・振動精密計測、解析 ・非破壊検査 ・油精密分析 2) グリースアップ、処方箋 3) 難解なものは専門家連携へ |
・専門的見地から検査、修理 | |
子供 |
両親 | 掛かりつけ医 | 専門医 |
1) 五感を駆使し異常を感知 ・顔色、外傷 ・泣き声、触診 ・体温・脈測定、記録 2) 簡単な処置対策をする 3) 掛かりつけ医に見せ経緯説明 |
1) 診断 ・問診票 ・触診、聴診器 ・レントゲン、血液・尿検査 2) 注射、処方箋 3) 難解なものは専門医連携へ |
・専門的検査、処置 |