通常、機械が正常に動いている場合の油膜厚さは、流体潤滑で約1ミクロン、弾性流体潤滑で0.2~0.6ミクロンであり、それ以下の油膜厚さになると金属同士の接触が起こります。ゴミが磨耗の原因となるのは、このような油膜に入り込むからです。即ち、磨耗に直接影響するゴミは1ミクロン以下の微小なものだということです。
多くの濾過装置は数ミクロン以上の粒子しか捕捉できません。小さなゴミを捕捉しようとするとすぐ目詰まりするからです。したがって更油ナシには出来ませんし、機械へのダメージを抜本的に解決できません。一方、工業用オイル高性能濾過装置はカーボンブラックのような0.01~0.4ミクロンも除去でき、更油なしに新油並みが30年以上キープできています。