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「五ゲン主義」の重要度
概算力、観察力、表現力を身につける
1970年代(弊社代表の学生時代)、技術計算と言えば計算尺でした。使い方が面倒で精度も有効数字2桁あれば良い方です。しかし桁数間違いしないように、先に答えのオーダーを概算する力が身についた気がします。関数計算機能付き電卓が販売されると「スゴイ！」と何とか数万円を貯め、入手したときの嬉しかったこと。しかし事前概算力は退化しました。
そして社会人となって現場へ配属されたときは、デジカメはなくポラロイドカメラも高価で1課に１つのみ、設備点検報告や合理化検討書作りは手描きスケッチが常識でした。写真と比べ物にならないだけの時間を取られましたが、観察力と表現力が身についた気がします。そして今、文明の利器でビジネスは格段に高速化しています。知りたい情報はネット検索ですぐに幾らでも入手することも出来ます。しかしそういう時代だからこそ「五ゲン主義」の重要度が増している気がします。
（五ゲン主義：三現主義の「現場」「現物」「現実」に「原理」「原則」を加えたもの）
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