熱の移動は「放射」「伝熱」「対流」の3種類あります。
高温源からの熱の移動は「放射」が支配的で、夏の暑さや工場などの高温炉近傍の暑さは
放射熱の影響が大きく、暑さ対策として放射熱(輻射熱)の遮熱が効果的になります。
工業用の炉などは外部へ熱の「放射」と「対流」により熱量損失が発生します。
遮熱を行うことで「放射」をカットすることが可能、すなわち省エネになります。
遮熱シートを用いた工業炉の省エネではエネルギーバランスを考慮します(以下図参照)
全体エネルギーのうち「炉壁からの放射ロス」をほぼカットすることで省エネが可能です。
工業炉のエネルギーバランス例 (※炉の形式・使い方等で大きく変わります)
実際に遮熱シートによる省エネ簡易計算(※)を行ってみます。下記に省エネしたい設備対象の数値を入力してください。放射熱損失の数値が省エネ可能数値です。
(簡易計算は参考値です。本来は上記図のようにエネルギーバランスの考慮が必要です。)
■ 熱の計算(物体表面からの熱損失)
数値を入力してから、[計算実行]をクリックしてください。
物体表面の放射率と、その雰囲気中の物体の放射率を同じとして計算しています。
σ = 5.67051×10-8 (Stefan-Boltzman 定数)
静止大気中では、対流熱伝達率は5~10[W/m2 K]程度です。風速・形状などにより、
90[W/m2 K]程度まで大きくなります。
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従来の遮熱材や遮熱塗料は、耐久性に問題がありました。特殊表面処理による腐食対策を施しているため、酸・アルカリに強く、10年以上使用できます。
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