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用語集【ハ行】

動機械メンテナンスについてや、工場関連の用語説明をわかりやすくのせています。

 

バキュームポンプ(真空ポンプ)

「真空ポンプ」参照

 

歯車(ギヤ、gear)

伝動車の周囲に歯形を付けて確実な動力伝達を可能にした機械要素である。減速や増速、回転軸の向きや回転方向を変えたり、動力の分割などに用いる。

 

プレス機(金属プレス機、press)

機械的な応力で被加工物に 変形・切断などの加工を行う機械の総称。広義のプレス加工とは、機械により金属材料を変形加工することであり、剪断(せんだん)、曲げ、絞り、張出し、鍛造、押出し、圧印など塑性加工全般を、また狭義では板金加工をいう。プレス機には様々な形式があるが、代表的機種では、上部に往復上下動する機械部分(ラム)があり、その下端に金型(上型)を取り付ける。下部のベッド上面には下型を取り付け、その上に金属またはその他の材料素材を置き、ラムの下降行程で素材に圧縮荷重をかけ、所定形状の製品につくるのである。プレス機がかけられる圧縮加重をt数で示し、大まかな目安とする場合が多い。また金型を交換することにより1台のプレス機で多様な加工に対応できる。金型設計の工夫により剪断、曲げ、絞りなど複数工程を同時に行うことも可能であり、設備効率、生産効率が良い。

 

ベアリング(軸受)

「軸受」参照

 

変圧器(transformer、Voltage converter)

交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電力機器・電子部品である。変成器(へんせいき)、トランスとも呼ぶ。電圧だけでなく電流も変化する。

 

防錆油

金属とくに鉄などのさび止めのために用いられる油。金属表面に油の保護膜をつくり,空気中の酸素や水分を遮断することによって,金属製品の保管,輸送,保守など特定期間中のさびの発生を防ぐ。

 

防爆構造

石油化学、石油精製プラント等で、可燃性ガスや可燃性液体の蒸気が空気と混合し、電気火花や高温物体などの点火源に触れると、火災・爆発発生の恐れがある。このような危険場所では、その危険の程度に応じ「防爆機器」即ち、爆発を防止する構造のものを使用せねばならない。工場電気設備防爆指針(1979)では、その危険度に応じ、危険場所を0種、1種、2種の3種類に分類している。

防爆構造の種類は、爆発性ガスの存在する場所、使用目的に応じて、耐圧防爆構造/内圧防爆構造/安全増防爆構造等の種類がある。

1)耐圧防爆構造

爆発性ガスが電気機器の容器内に侵入して内部で爆発しても、容器が爆発圧力に耐え、かつ、外部の爆発性ガスに引火するおそれのない構造。通常、1種危険場所および2種危険場所に使用される。防爆機器には、その機器の性能を表すため、防爆記号等の記号を表示。(例:d2G4)

2)安全増防爆構造

電気火花が正常な運転中や、高温を発生してはならない部分で発生するのを防止するため、構造上および温度上昇について特に安全度を増加した構造。通常、2種危険場所に使用される。