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用語集【ア行】

動機械メンテナンスについてや、工場関連の用語説明をわかりやすくのせています。

 

圧縮機(コンプレッサー、compressor)

気体を圧縮する流体機械のうち、吐き出し圧100kPa以上かつ圧縮比2以上のものを指す。圧縮比2未満のものは送風機・通風機に分類され区別される。工場で多用されている空気圧縮機には、以下の形式が多く使われている。

1)スクリュー圧縮機

スクリュー型の回転体の溝を利用し体積変化させる形式。遠心型と比較して高圧縮比が可能で、往復圧縮機と比較して振動が少ない。潤滑 油 を圧縮部に噴射させながら運転することで、吐き出しガスの温度を下げる給油(オイルインジェクション)式が多い。無給油式(オイルフリー)もあり食品工場 等で使用されている。

2)ターボ圧縮機(遠心式圧縮機)

外周部へ吐き出すことで圧力を与える形式で大容量に適している。

3)レシプロ圧縮機(往復圧縮機)

ピストンの往復運動によるシリンダーの容積変化で圧縮する形式で高圧縮が可能。高圧を得るために多段圧縮を行う場合があり、低圧ピストンと高圧ピストンの間に中間冷却器を設けることで気体の温度を下げることができる。大容量に適さない。ピストンの往復や弁の開閉による振動と騒音が大きい。

 

圧造

棒状素材に加重をかけ、ボルト・ナット、自動車用機構部品などを成形製造する方法で、鍛造の一種。材料内部まで力が加わり強度に優れた製品が得られる。

 

洗油(あらいゆ)

機械部品の油汚れを落とすための洗浄油。灯油が使われることが多い。

 

安全増防爆構造

「防爆構造」参照

 

アンローダー

1)港湾荷役機械の一つで、バース(岸壁)において、ばら積み貨物(バルクカーゴ)を陸揚げするためのもの(=シップアンローダー)。石炭アンローダーを揚炭機ともいう。

2)容積型圧縮機の吐出量の変動に対応して吸入を調節する容量調整装置。