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発電用蒸気タービン(潤滑油、制御油) 改善事例

解決すべき課題

発電用蒸気タービン(潤滑油、制御油) 遠心式濾過機が故障した8年前から、年1回の休転時に油クリーニング(外注)してきたが、蒸気バルブや制御バルブの動作不良が発生。分解点検したところ油圧部にサビや異物混入が見られた。

対象設備/油種

 自家発電用蒸気タービン7,500kW(8千時間)/年/タービン油VG32(軸受等の潤滑油、制御油)約3千L

対策概要

 工業用オイル高性能濾過装置を常設

改善結果

(油分析推移)

 濾過前 2ヵ月濾過後 タービン油濾過前、濾過2ヶ月後写真

 細かいゴミが見える

タービン油濾過前に細かいゴミ

 濾過前後で色は殆ど変わっていないが、改善前はサンプル容器底部に細かいゴミが沈んでいる。

 油汚染度の推移

タービンに濾過装置設置し4年間で油汚染度91%除去

  単位 改善前 2ヶ月後 4年後 除去率(%)
汚染度(質量法)
ミリポアフィルター試験0.8μm
mg/100ml 1.16 0.42 0.10 91%
水 分 (KF法) 質量ppm 57 35 39 32%
酸   価 mgKOH/g <0.1 <0.1 <0.1
お客様の声

 工業用オイル高性能濾過装置の導入で油の高い清浄度が維持でき、信頼性が向上した上に、メンテナンス費も削減できた。

参考情報  その他に、以下事例の資料もあります。詳細はお問合せください。

 ・制御油(ガバナー油)系で汚染粒子や酸価スラッジ(バーニッシュ・ワニス・ヤニ)を除去し、バルブスティック等を予防

 

 

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