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油圧作動油 製鉄機械 脂肪酸エステル 改善事例

解決すべき

課題

 高価な難燃油である脂肪酸エステル油を使用しているが、濾過機が設置されているにもかかわらずNAS等級が10級までしか下がらない。
 また、水分の上昇速度が0.07%/年と早い。上限値を守るために、高価な難燃油である脂肪酸エステル油の更油費用が多大となっている。

対象設備/油種  製鉄機械油圧装置(室内)/リン酸エステル系油圧作動油(難燃油)
対策概要

 製鉄機械に常設された濾過装置

 ・工業用オイル高性能濾過装置を常設し、水分と汚染粒子の両方を除去する。

 (設濾過機は撤去)

 ・エステル油対応で特殊エレメントを使用し、シール材を変更する。

検討試験

連続鋳造設備での濾過試験の分析結果(90分濾過後でNAS3級を達成)

連続鋳造設備での濾過試験の分析グラフ(90分濾過後でNAS3級を達成)

改善結果

連続鋳造設備に濾過装置設置後、約2ヶ月でNAS等級5級にまで改善した分析結果 連続鋳造設備に濾過装置設置後、約2ヶ月でNAS等級5級にまで改善した分析グラフ

お客様の声

 重要設備でトラブルがなくなりありがたい。

参考情報  アルミダイキャストマシンでも同様の改善事例あります。

 

 

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